「きよしこ」
重松 清の小説「きよしこ」を読み終えました
。
著者は昭和38年生まれなので私と同世代。
作品はどれも懐かしいにおいがします。
登場人物の友達の兄がキャロルの世代…だとか。
幼なじみのゆきちゃんも兄ちゃんがキャロルの時代やったから影響されてファンキーモンキーベイビー歌ってたなぁ♪なんて中学生くらいを思い出していました
。
この作品は「吃音」(どもり)の少年の小1〜成人に至るまでのお話でした。
「僕も同じ悩みと共に生きてきたんだよ
」と吃音の人たちの心をほっとさせるような…たぶん著者の生い立ちそのものでしょう。
「きよしこ」というのは主人公の「きよし」少年の勘違い。
「きよしこの夜」を「きよしこ…の、夜」と思いこんでいて、この「きよしこ」がもうひとりの少年…のようなもの。
「だいじょうぶだよ」と励ます存在というか…。
だれにでも「もう一人の自分」っていますよね。
そんな小説です
。

。著者は昭和38年生まれなので私と同世代。
作品はどれも懐かしいにおいがします。
登場人物の友達の兄がキャロルの世代…だとか。
幼なじみのゆきちゃんも兄ちゃんがキャロルの時代やったから影響されてファンキーモンキーベイビー歌ってたなぁ♪なんて中学生くらいを思い出していました
。この作品は「吃音」(どもり)の少年の小1〜成人に至るまでのお話でした。
「僕も同じ悩みと共に生きてきたんだよ
」と吃音の人たちの心をほっとさせるような…たぶん著者の生い立ちそのものでしょう。「きよしこ」というのは主人公の「きよし」少年の勘違い。
「きよしこの夜」を「きよしこ…の、夜」と思いこんでいて、この「きよしこ」がもうひとりの少年…のようなもの。
「だいじょうぶだよ」と励ます存在というか…。
だれにでも「もう一人の自分」っていますよね。
そんな小説です
。
「小さき者へ」
重松 清の小説にはまっています。
「小さき者へ」は父親に焦点を当て、全6編からなるお話です。
心に残ったところ…
父は答える代わりに元の場所まで戻ってきた。しゃがみこんで、床に散らばった鉛筆やクリップを拾いはじめた。拾ったものをひきだしに入れて、草むしりのようにしゃがんだまま足を進め、手近な小銭やレシートを拾い集める。
ぼくも、もうそれ以上は父を問いつめなかった。父と同じように黙って、ひきだしの中味を拾っていった。
お互いに背中を向ける格好になった。そのとき……父はぽつりと言った。
「おまえが落とした物は、一緒に拾うちゃるけぇ」
「……え?」
「それしか、ようできんけん」
ため息交じりに、短く笑う。すべてをあきらめているような、あきらめた自分を憐れんでいるような、寂しげで悲しげな笑い方だった。
少し、北の国からのお父さん(田中邦衛)とかぶりました。
今どきの子供をもつ昭和生まれ(特に自分と同世代)の親の心が滲んでいる小説です。
お父さんにも是非勧めたいと思います
。

「小さき者へ」は父親に焦点を当て、全6編からなるお話です。
心に残ったところ…
父は答える代わりに元の場所まで戻ってきた。しゃがみこんで、床に散らばった鉛筆やクリップを拾いはじめた。拾ったものをひきだしに入れて、草むしりのようにしゃがんだまま足を進め、手近な小銭やレシートを拾い集める。
ぼくも、もうそれ以上は父を問いつめなかった。父と同じように黙って、ひきだしの中味を拾っていった。
お互いに背中を向ける格好になった。そのとき……父はぽつりと言った。
「おまえが落とした物は、一緒に拾うちゃるけぇ」
「……え?」
「それしか、ようできんけん」
ため息交じりに、短く笑う。すべてをあきらめているような、あきらめた自分を憐れんでいるような、寂しげで悲しげな笑い方だった。
少し、北の国からのお父さん(田中邦衛)とかぶりました。
今どきの子供をもつ昭和生まれ(特に自分と同世代)の親の心が滲んでいる小説です。
お父さんにも是非勧めたいと思います
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